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2010/11/10

歴史の中に未来がある


本日の善光寺表参道ギャラリーラインART TALKの講師は、
長野郷土史研究会・歴史の町長野を紡ぐ会の小林一郎先生、玲子先生、竜太郎さんという
小林一家御三方をお迎えするというなんとも贅沢な企画。
いつも、いろいろなところでお会いしているものの、
こうしてちゃんとお話を聞くのは初めてでした。
郷土史や歴史という分野に対して疎い自分ですので、
いつも広く一般の方や観光客にもわかりやすく長野の歴史を紹介してくださる
小林御一家の存在はとてもありがたい。
今日も興味深いお話をたくさんお聞きすることができてとても面白かった。
特に一郎先生が現在取り組んでいるという「門前町とは何かの研究」は、
機会があれば是非詳しくお聞きしたい内容だと思いました。
一郎先生によれば、門前町とは単に町の配置構成的な形式として定義付けられるものではなく、
宗教都市だからこそ形成される住人の精神性をも含めた説明が必要だということです。
自分は門前に事務所を構えてまだ1年ですが、
同じように門前に集う人たちがつくりだしている最近の状況は、
門前だからこそ起こりえた特異な動きだと感じていましたので、
うまく言えませんがとても共感を持ってお話をお聞きすることができました。
また、竜太郎さんの“歴史は過ぎ去った過去のものではなく、未来への可能性を秘めています”
との言葉に大きく頷きつつ、活動するフィールドは違えど、
今日のART TALKに集まった面々もきっと同じ気持ちを持ち合わせているんだろうなと、
なんとなく思えたことがうれしかった。

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