COBOL問題

今日は、自分の好きな都市伝説の話。(たまたまスタッフとの雑談で思い出したので・・・(スタッフもいい迷惑だったかもしれないけど。))
皆さんはCOBOL問題をご存じでしょうか。
COBOL問題とは、昔の古いコンピューター言語でつくられた重要なシステムが、直せる人の高齢化・不足によって動かせなくなるかもしれない危機のことです。
COBOL言語は、銀行の口座管理、ATMの処理、年金や税金の行政システム、生命保険の管理などに深く根を張っています。
システムが、あまりに巨大で複雑なため、新しい言語(JavaやPythonなど)に乗り換えるには莫大な費用とリスクが伴い、そのまま使い続けられてきました。
システム自体は安定して動いていますが、それを取り巻く「人」と「環境」に限界が来ています。当時の開発者がいなくなり、何度もツギハギで修正された結果、「誰も中身の構造を正しく理解していない」という恐ろしい状態のシステムが増えています。
これがCOBOL問題。
そして、ここからが都市伝説的に面白いところ。
昔、話題になったタイムトラベラー「ジョン・タイター」との関わりです。
ジョン・タイターは2000年にネット上に現れた自称「2036年から来たタイムトラベラー」ですが、彼が過去へやってきた最大の目的こそが、まさにCOBOL問題に代表される「古いコンピューターシステムの崩壊から未来を救うこと」でした
タイターは、2036年の未来で軍からミッションを受け、1975年に製造されたポータブルコンピューター「IBM 5100」を持ち帰るためにタイムトラベルしたと語りました。
その理由が、まさにCOBOL問題の延長線上にある「2038年問題」への対処でした
タイターの主張によると、IBM 5100には「IBM独自の古いメインフレーム(大型コンピューター)用言語を、翻訳・デバッグ(修正)できる隠された機能」があったからです。
タイターが現れた2000年当時、世間はこの「IBM 5100に隠された機能がある」という話を半信半疑(あるいはただの嘘)だと思っていました。
しかしタイターが未来へ去った後、元IBMのエンジニアが「実は本当に、IBM 5100にはエミュレータ(他マシンのプログラムを動かす機能)が隠されていたと公式に認めたのです。
開発側のIBMがライバル企業に真似されないよう、当時はマニュアルにも載せていなかった極秘仕様でした。
「一般人が知り得ない古いコンピューターの隠し仕様を、タイターが正確に言い当てていた」というこの事実が、彼のタイムトラベラー説に爆発的なリアリティを与えました。
現在ではAIによってCOBOL問題を解決できそうですが、ジョン・タイターは過去の物理的なマシンを使って行おうとしたのです。
当時、世界中の銀行や政府がCOBOLなどの古い言語で組んだシステムを、このIBM 5100の特殊機能を使わなければ読み解くことができなかったとタイターは説明しました
・・・という、あくまで都市伝説の話。
実は、自分が小学5年生の時に、マイコン(今で言うパソコン)クラブをつくり、クラブ長をしていたことがありました。Windowsのようなオペレーションシステムが無かった頃ですので、都度プログラム言語を入力して簡単なゲームをつくり遊んでいました。
1970年代後半からのコンピューターと現在が地続きのリアルを生きてきた自分にとっては、とても興味深い話なのです。
IT業界に限らず、私たちが「過去のシステム遺産を」をどう引き継ぐべきかという、重い課題を示唆する、いい都市伝説だと思います。