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2024/09/03

来間池

善光寺の七池のひとつ来間池(くるまいけ)。
シーンデザイン事務所の近く桜枝町の一角にある来間池は、現在は石仏にコンクリートの蓋が被せてあって、この蓋の下に水の湧き出す泉があるようです。
案内板には「汲めども尽きず、汲んでもまた来る間に水が出るということから来間池と名付けられた」とあります。
水質のよさから酒造に利用されていた名水だそうですが、今では管理面からか残念な佇まいになっています。
あらためて事務所のまわりをみてみると、水にまつわる地名が多い事に気付く。
軟弱地盤や水害などで苦しめられた過去もあったと思うが、水が豊かに湧き出ていた土地に、古くから人が集まり生活を営んできた長い歴史を考えると、その土地の水とどのように付き合うかが重要なのだと思う。
きっと蓋をすることが上手い付き合い方ではないのだろう。

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