2026/07/03
農藝

「アーキテクチャ」は「建築」と訳されます。
「建築」という言葉は、明治時代初期に英語の「Architecture」の訳語として作られました。建築史家の伊藤忠太らが、単なる建設にとどまらない芸術的・構造的な本質を込めた訳語として「建築」という言葉を定着させました。
対し、「アグリカルチャー」「Agriculture」が「農業」「農学」という、どこか産業的・学術的な実用本位の言葉に留まっていることに、物足りなさを感じます。
「カルチャー(Culture)」の語源がそもそも「耕すこと(Colere)」にあることを考えても、本来アグリカルチャーには、土地を耕し、命を育み、そこから社会の土台となる精神や様式を生み出すという意味合いが含まれているのではなかろうか・・・
という問いをAIと話していたら、「農藝(のうげい)」という造語を提案されました。
芸術や文芸に使われる「藝」の字の本来の成り立ちは、「人が両手で苗木を包み持ち、土に植えようとしている姿」なのだそうです。
成り立ちをみていくと、アグリカルチャーに代わる言葉として「農藝(のうげい)」という表現がなるほどしっくりきます。
シーンデザインでは、これからは農業や農作業ではなく農藝(のうげい)と呼ぼう。
(あとでラコリーナ近江八幡で有名な「たねや農藝」さんがそんなコンセプトだったことを知りました。流石ですね。)