2026/04/26
黒ボク土

飯綱や信濃町の畑の土は「黒ボク土」という名前の通り黒い土です。
私たちにとっては、畑の土として当たり前にそこにありますが、「黒ボク土」が日本ほど広範囲に、かつ多様な形で見られる国は極めて稀なのだそうです。
日本の国土の約31%が黒ボク土で覆われているそうですが、世界的にみると、黒ボク土は全陸地面積のわずか0.8%程度しかない非常に珍しい土壌です。
日本の黒ボク土がいかに驚異的な分布密度なのかわかります。
国際的な土壌分類では「Andosols(アンドソル)」と呼ばれていますが、実は日本語の「暗土(あんど)」や「黒土」に由来する日本発信の用語なのです。
なぜ、日本はそれほど黒ボク土に覆われているのかという理由には諸説あるようですが、自分は黒ボク土の生成史が縄文時代の始まりに連動しているという話が好きです。
縄文人が1万年以上に渡り、草原植生への繰り返し火入れを行っていたという歴史が、日本の豊かな国土を形成しているって、すごい事だし、素晴らしいと思う。
身近な土壌が、世界的にレアなもので、先人の気の遠くなるよう時間の営みによって今に至るものだと考えると、景色が変わって見えてきます。
自分も遠い未来に向けて、出来る事、やるべきことがあるのではないかと思いを巡らすことができる環境にいることに感謝です。