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2010/06/24

縁側とケヤキ

今日は妻科にある老舗のお味噌屋さん、
井上醸造さんを見学させていただきました。

井上醸造さんには家を持ち上げてしまうほどの
樹齢300年を超える大きなケヤキの木があります。
この巨木に抱かれている築160年の家は
長い間、倉庫として使用していたようですが、
この度、井上さんは思いきって改修の手を入れられました。
→改修の様子は施工をされた守谷建工さんのHPで。

復活した縁側に座ると、梅雨の晴れ間の爽やかな風が通り抜け、
裾花川のせせらぎの音がとても心地よい。
家のほとんどの柱はケヤキの木によって斜めに傾いていますが、
樹齢300年の巨木の下に居ると思うと不思議と安心感があります。
今回、井上醸造さんが行った”縁側とケヤキ”をテーマにした改修には、
内と外、家と木、人と自然、等々。。。もともと空間や環境を仕切る
意識が希薄な日本人の感性を強く感じ取ることが出来ます。
きっと、それが”居心地の良さ”に繋がっているのでしょう。
その後、ほとんど手作業な味噌造り工程も見せて頂き、
お味噌の奥深さに感心しつつ、お味噌が食べたくなっちゃいました。
井上醸造さんありがとうございました。
↓来週7月3日(土)には、この縁側でイベントがあります。
けやきの下で夏の縁側物語2010

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