長野市民会館 市民ワークショップにて思うこと。
7回目を終えた長野市民会館 市民ワークショップ。
当初約40名の参加者がいましたが、先日のワークショップはついにその半分となってしまいました。
当然のことですが、市民ワークショップの中でも市民会館の在り方については様々な意見があります。
でも、長野市が文化芸術の拠点になり、まちに賑わいが生まれ、楽しく、
生き生きとした暮らしができる長野になればいいなと思う気持ちはみんな同じです。
たとえ、建設に反対の人でも、長野が活気あふれる元気なまちで、
子供からお年寄りまで生きた音楽や演劇に触れる機会がたくさんできるのならば、
その点のみに関しては異論がないんじゃないでしょうか。
こんなまちになればいいな!という希望の話をすれば、
建設反対派も賛成派も大きく違わない方向を見ることができる。
だけど、長野が魅力ある文化芸術の拠点となるための方法が、
スクラップアンドビルドによる再開発で基本構想にあるような
巨大施設を建設することのみでしか実現しないのか?
ということは、もっと議論するべきだと思うのです。
最近の建設予定地をめぐる問題は、市民ワークショップの中でも戸惑いが出ていますし、
逆にホールの在り方を考えるワークショップに建設地は関係ないと言う方もいます。
ただ、言えることは、この建設予定地にまつわるゴタゴタが、
市民ワークショップにおいて基本構想そのものについて
疑問や思いを巡らすキッカケになった事は良かったということです。
ここにきて、市民ワークショップでは、長野市内にある既存のホールを視察しています。
権堂地区だけとっても東街区の隣にある「しなのき」を始め、
アーケード中央には映画館の「相生座」、西には「北野文芸座」があります。
新しい市民会館は、こうした施設との機能分担することだって考えられるし、
もっと広い視野をもてば、権堂地区全体をまちごと市民会館として再編したら
面白いんじゃないかという意見も出ています。
例えば、東街区の客席規模は800席程度に抑え、サブホールや付帯機能は、まち中に分散させる。
アーケードのシャッターを下ろしてしまった店舗はガラス張りのスタジオや
リハーサル室や楽屋に変わり、増えすぎた空地や駐車場にはライブハウスや小演劇場が建ち、
アーケードのいたるところで演奏や演劇などのパフォーマンスが見れたらどんなに楽しいだろうか。
市民ワークショップで出された意見が、どれほど今後の市民会館の方針に
反映されるのかわかりませんが、市民自ら夢や希望を語らなければ、
やはり何も変わっていかないとも思います。
8月26日(木)に、長野市が主催する市民説明会があります。
まちで夏祭りが行われる日に合わせたのだろうか?
と、ちょと勘ぐってしまいますが、都合の付く方は参加してみませんか。
市民説明会の開催
日時 8月26日(木)午後7:00~
会場 勤労者女性会館しなのき2階多目的ホール(定員300名、申込不要)