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2018/10/28

ボーリング場のあった町

TOMOYAARTSこと鶴田智也さんからお誘いを受けて、TOMOYAARTS絵画展「ボーリング場のあった町」を観に松代の寺町商家に行ってきました。

歴史的な建物が多く残り、古い資料も大事にされている印象の松代ですが、智也さんが子供の頃過ごした約30年前の名も無き普通の建物はなくなり、当時の記録もほとんど残っていないそうです。智也さんは友人から当時の写真を募り、思い出だけでその頃の情景を描いていました。

ボーリング場、公園、駄菓子屋、理髪店、ジャスコ、SEIYU、etc。智也さんが描くと、写真よりも、生き生きとその風景が頭の中に浮かびます。きっと智也さんの世代にとっては、歴史的な建造物と同じくらい大切な、自分の原風景の一部分であったに違いない。

智也さんの絵から感じることは、「文化財」として価値が確立されていない対象へのまなざしの大切さ。
価値が確立されていない大切なものを次世代に繋げていくことにも価値はあるのだと思います。

 

TOMOYAARTS絵画展「ボーリング場のあった町」
松代 寺町商家
2018年10月28日(日)~11月11日(日)
10:00開門~17:00閉門(最終入場16:30まで)入場無料

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