遊歴書房から世界を知る
6月8日(水)、僕らの事務所KANEMATSUの中に遊歴書房さんという、
古本屋さんがOPENします。
店主の宮島悠太さんの想いは“世界を知る為に、人文書の森をつくりたい”というもの。
僕が是非KANEMATSUで本屋を開いて欲しいと思ったのは、
本そのものの価値だけではなく、本と本の関係の在り方、そして本とひととの関係を再編
しようという遊歴書房さんのコンセプトに興味があったからです。
人間の脳は様々な手段で記憶を保存して様々な手段で検索をおこなっているものだと思う。
時にはマドレーヌの味によって甦った記憶をキッカケにして過去の思い出を織りあげることもある。
きっと、遊歴書房という人文書の森で世界を知るとは、
自分の中にある世界を知り、さらに広大な世界に押し広げる事なのだ。
様々な文化やたくさん人が行き交う門前が果たすべく機能がここにあると思う。
遊歴書房やKANEMATSUでは、日常性と非日常性の偶然の出会いの中で
日頃見慣れた風景を再発見させてくれる状況をつくりだしたい。
まちを、世界を変えるには、新しい個人、新しい世界観で門前を見ればいい。
個人と世界との対話。
遠くを旅するように、近くを冒険するために、遊歴書房に期待しています。
参考文献
「失われた時を求めて」 マルセル・プルースト 新潮社
「プルーストとイカ」 メアリアン・ウルフ著 合同出版
「記憶術」 フランセス・A.イエイツ著 水声社
古本屋遊歴記/遊歴書房ブログ
写真/遊歴書房 羅針盤照明
オープニングパーティーを開催しますので是非遊びに来てください!
世界地図の棚、人文書の森、一万冊の本の地球儀。
場所は善光寺門前のKANEMATSU。その建物の中に遊歴書房はあります。
天井まである本棚に囲まれ、地球儀の内側にいるような不思議な感覚を味わえるはずです。
歴史・哲学・宗教・政治・社会の硬い本から、文学・小説・紀行、さらにマンガまで。世界を
知るために必要だと思う本をそろえ、従来のジャンルを横断して、各地域ごとに並べています。
世界への旅は、善光寺門前からはじまる。
●場所:KANEMATSU(長野市東町207-1)
●時間:18:00〜21:00(トークセッションは18:30頃から)
●定員:特にナシ
●料金:無料
※フリードリンク/フリーフード(軽食)