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2013/11/07

case1 藤田九衛門商店

CAMP不動産が行うリノベのカタチ(プロジェクトの進め方)をおぼろげながらイメージした最初の物件は、東之門町の「藤田九衛門商店」でした。小さい古民家で、10年以上空き家となっていた物件です。

先ず最初に、施主である藤田さんの要望を聞きながらラフな図面とイメージスケッチを描きます。


施主にイメージが了承されれば、この図面だけで概算見積もりを立てて工事を始めてしまいます。
一般的な建築工事では、工事に入る前に詳細な既存調査と実施設計図面を描き、工務店などに見積もりを取って、詳細な工事金額が確定してから、ようやく着工となりますが、CAMP不動産ではその部分を大幅に省いています。
これは、設計サイドと施工サイドとの信頼関係(もちろん施主とも)と、リノベ物件を多く扱ってきたこれまでの経験値によるところが大きいのですが、そもそもリノベーション工事は予測不可能な部分が多く、新築工事のような予定調和的な進め方は合わないのです。
”やってみなければわからない”のだから、やってみちゃおう!ということです。
最初にいろいろと決めすぎず、その場その場の状況に合わせて柔軟に、そしてアドリブいっぱいに工事が進んでいきます。
もちろん、構造的な不具合が見つかればその場で対処していきます。
つづく

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