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2008/04/01

あかりが主役


大正、昭和初期の建物を見る時、いつも感心するのが照明器具のデザインである。
現代の建築では如何に照明器具を目立たせないかに腐心している事例が多いが、この頃の建築に現れる照明器具はいつもしっかりデザインされていて、その空間を印象付ける主役になっている場合が多い。電気による照明器具に建築空間の新しい可能性を、めいいっぱい期待している当時の人の気持ちが伝わってくるようだ。どんな建築でも携わった人の思いが感じることのできる建物は面白い。
写真は松本の「あがたの森」にある松本旧制高等学校講堂(大正8年築)のシャンデリア。

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