奪われる効率の悪さ

毎年1月19日は西宮神社の初えびす祭の日。事務所スタッフと行ってきました。
西宮神社では、初えびす祭開催時に、商売繁盛を願い「お種銭貸し出し」を行っています。
例年だったら参拝に行った11時頃なんて、大変な賑わいで、お種銭を貰うまでに1時間半ぐらい並ぶのですが、今年は事前に郵送していただいていた芳名カードに名前を書いてお種銭と引き換える方式に変わったため、まったく並ぶことなくお参りできました。
感染症対策により方法が変わったのですが、例年、寒空の下並んでいた数時間とは何だったのかと思えるくらい、あっけない初えびすになっていて、しかもそれが合理的、効率的であるので、今後はずっとこうなるんだろうなと思えます。
コロナってすごいな。
世の中から、どんどん“効率の悪さ”を奪っていく。
例年、ここに並んでいた時間が無駄だったかどうかは自分にはわからないけど、「お種銭を貰う」という行為の重みが、とても軽くなった気がしてさみしい。