BLOG

2008/10/29

奥祖谷の民家と集落探訪その1

第51回建築士会全国大会は徳島での開催。
幾つか企画された地域交流見学会(エキスカーション)の中でも、こんなことでもなければ絶対に行かないような「秘境奥祖谷(いや)の民家と集落探訪」に参加してきました。
長野からすべて陸路で移動したので、先ず徳島まで約7時間。一泊して、徳島からバスに揺られて約2時間半をかけてようやく辿り着いた奥祖谷は人の手が入らない大自然が大迫力でした。
この地方の集落には、その昔平家の落人が源氏に追われて、ここまで逃げ延びてこの地方に住み着いたという平家伝説が残っています。

奥祖谷といえば、かずらで作った「かずら橋」が有名ですが、このかずら橋は平家の落人が源氏の追手を防ぐため、いつでも切り落とせるように「しらくちかずら」で橋をつくったと伝えられています。ということは、ここまで源氏は平家を追っかけてきたということ!?で、つくづく昔の人の精神力と体力の凄まじさに感心してしまう。
こんなところまで平家を追っかけてきたものの、自分たちも帰るのが嫌になって源氏だって住み着いたんじゃないだろうか。そう思えるほどの”秘境”です。

FOLLOW US