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2018/10/13

文楽鑑賞

ネオンホールのたまちゃんからのお誘いを受けて、文楽を観に北野文芸座へ。

こうして文楽を生で観るのは初めてで、いわゆる人形劇だろうと思っていたから、舞台セットの大きさと深い奥行には驚きました。大夫と三味線弾きが座る「床」が客席にせり出している独特な舞台構成も、立体的で臨場感があって面白い。

演目は「義経千本桜」。三段目。何の予備知識もないままだったので、どんなストーリーなのか最初はよくわかりませんでしたが、人間の心情をつぶさに表現する本格的なドラマのよう。そして最後の方の(鮨屋の段)での大夫の大迫力の語りはすごかったです。人形の動きも気になるけど、血管が切れそうな太夫の鬼気迫る演技に、人形ではなくて大夫に視線は釘づけでした(笑)。どんな観方が正解なのかわからないけど、芸術の秋に相応しく、伝統芸能を楽しませていただきました。

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