2023/08/03
神社庁視察
城山に新しい神社庁が完成し、来年には取り壊しが決まっている現神社庁の見学機会をいただき、信州大学の梅干野先生と研究室の生徒さん達と見に行ってきました。
神社庁は、昔から存在は知っていても、中に入った記憶がほとんどない建物でした。
外観は、中空コンクリートブロックをトレサリーとして用いて、目地を青く塗っていたり、スチールサッシも青色に塗られてる等、その独特なデザインが印象的で、竣工当時(昭和33年)は、さぞかし目立った建物だったのだと思う。
鉄筋コンクリート造自体が、ほとんど例がない時代に、新しい工法や素材の使い方を試した痕跡が随所に見られて、その時代に生きた人々に想いを馳せることができました。
来年度には、解体工事が始まるようですが、消えゆく建物の記憶は何らかの形で残して行けたらなと思います。