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2023/08/05

横堰池

石積みというのは、図面で表現する事が難しい。
石の種類や、割石なのか野面石なのかとか、湿式なのか空積みなのかといった事は表現できても、一つ一つ石の形状を指定するわけにもいかず、最終的には積む人のセンスに大きく依存する工法だといえる。
だから石積みの施工がある場合は、施工者と一緒に、どんな石積みの姿を目指すのかイメージを共有する必要があると思っている。
現在、工事中のアトリエ・ド・フロマージュの工房には、基壇に石積みがあるので、どのようにイメージを共有しようか悩んでいたところ、現場のすぐ近くに横堰池という、石を積み上げたロックフィルダムがある事を知り、見に行ってきました。
堤高14.8mという、なかなかの見ごたえの石積みにびっくり。
灯台下暗しとはこのこと。素晴らしいお手本がこんなに近くにありました。

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