2019/02/17
学生時代をどう過ごしたか
10年前、門前の空き家ならぬ空き蔵をリノベする、信大の建築学科の学生たちがいました。
そのチーム名をHASHIRA(ハシラ)といい、現在の豆蔵、花蔵が彼らの実績です。
学生ながらも、その行動力と実現力は、今になって考えても、ずば抜けていたなぁと思います。
参考:ナガラボGallery花蔵
さて、そんなHASIRAですが、学生たちは卒業とともに解散し、メンバーは各々の道へ。
みんな、どうしているか情報もありませんでしたが、先日HASHIRAの中心人物だった新井くんから連絡をいただきました。
聞けば、現在は就職先の松本の店舗設計施工の会社の取締役だとか。
すごいなぁと思いながら話を聞くと、去年弊社で手掛けた松本の和泉町伍蔵が気になり、調べてみたらシーンデザインにたどり着いたとのこと。
蔵の活用など提案も含め、繋いでほしいという依頼に、“よろこんで!”と二つ返事で一緒にオーナーのもとへ。
その時、新井くんがオーナーにプレゼンしていたのは、10年前の豆蔵、花蔵の活動を記録したポートフォリオでした。
10年前の学生だった頃の活動を、懐かしいと言いながら熱く語る新井君。
今でも彼の揺るぎない原点は、門前で過ごした学生時代の活動であった事が、なんだかとても嬉しいエピソードでした。
まだ、どうなるかはわかりませんが、そんな彼を応援していけたらなと思います。