2020/01/25
見えるW.I.C
最近の住宅設計では、必ずと言ってよいほど、ウォークインクローゼットの要望を受けます。
一昔前は、各部屋に押し入れとか収納クローゼットが分散していましたが、
衣類収納が一つにまとまることで、より小さな面積でも収納力を持つことができるのが利点です。
一部屋丸ごと収納部屋となるわけですが、さらに最近は、
ウォークインクローゼットがただの開口部の無い部屋ではなく、
別の空間からも見える、見せる収納を希望されるクライアントも時々いらっしゃいます。
ウォークインクローゼットが抜け感を持って、丸見えの収納はインテリアとなりますが、
暮らしがそのまま空間デザインの大事な要素となるので、
生活するクライアントの美意識も試される設えです。
でもそれが、家をより自分らしく演出してくれるのも楽しいかも。