2020/10/31
縁を感じる仕事
設計事務所の仕事は、案件によって関わる人や企業が変わります。
でも、その人たちによって、建築を一緒に創り上げていくわけですから、特別なアライアンスを結ぶわけではなくとも、プロジェクト毎に新しいチームを結成するようなものです。
設計事務所は、その都度結成されたチームを束ねて、目的物をつくりあげる監督のような役割を担っていて、しかもいつも同じメンバーではなく、新しいプロジェクトが始まる度に、たくさんの方との新しい関係が増えていきます。
中には、身近に居たけれども仕事でご一緒するのは初めてという方や、思わぬところで繋がりがあった人などもいて、そういう時に“縁”を感じます。
経験上、プロジェクトが進むにつれて、そういう縁が次々と出てくるプロジェクトは、なんとなくうまくいきます。
たぶん、そうした縁がそこにあるかないかではなく、気付けるか気付けないかということだとも思うので、自身のアンテナの感度は常によくしておかなければいけないなと、最近強く思います。