困りごと相談

時折、家の困りごとを相談される事もあります。
「アルミサンルーフが古く、樋から雨が溢れるので、サンルーフごと取り換えたい。」
との相談を受けて、お宅に伺って現場を確認。
おそらく樋の掃除と、ずれ落ちて樋を押し下げているアクリル板の調整で、雨が樋からあふれるという問題は簡単に解決してしまいそうです。
さて、この場合どちらがお客さんの本当の気持ちなのか。
①雨が樋から溢れる事が無くなればよい。
②樋から雨が溢れる現象はきっかけに過ぎず、そもそも今のサンルーフが気に入っていないから、サンルーフを新しくしたい。
もちろん①の工事の方が格段に安く済みますが、もともとサンルーフを取り換えるつもりでいたのですから、どちらが喜ばれる提案なのか一概にはわかりません。
そこで、しばらく雑談。
話してみると、旦那さんと奥様で、考えている事に温度差があったり、いろいろな迷いがあったり、実は別の事柄が気になっていたり。
時々、この仕事は心理カウンセラーみたいだなと思うことがあります。
言葉の奥に、本当の要望を見つけることから始めなければなりません。
難しいけど、面白い。