BLOG

2020/10/23

名建築で昼食を

TVOテレビ大阪と松竹撮影所の共同制作ドラマ「名建築で昼食を」は、BSテレ東で今月18日まで放送されていたドラマです。
最近はTVerのような、民放公式テレビポータルがあるので、こうした真夜中に放送されている番組も、時間があるときに視聴できるので便利。
さて、ドラマのあらすじは、カフェ開業を夢見るOL春野藤が、中年の建築模型士、上野千明と名建築巡りをするというもの。
名建築を案内する上野千明は、有名建築家を父に持つものの、建築家ではなく建築模型士であるところがミソ。
建築に対する想いをよりストレートに、コンセプトを純粋な気持ちで語れるところは、実務に追われて疲弊している建築家より適任かもしれない。

それでも、最終話で訪れた「建築倉庫ミュージアム」で、現実に建てられなかった建築模型を見ながら上野が語った言葉は、「そうそう」と自分も共感しました。
図面を描いて、模型をつくると、自分の中では細部に至るまで、その建築は組み上がっていて、頭の中ではその世界が完全に出来上がっているので、実はそこで満足してしまう事も…という事は、建築家の自分は言えないよな…

FOLLOW US