2018/11/14
大和塀
今日の現場。
二つ柳の家は、今月末の引き渡しに向けて外構工事施工中。
通りに面したリビングの目隠しの意味も込めて、大和(やまと)塀といわれる板塀を計画しました。板を前後に交互に、少し重ねながら張り合わせた板塀で、目隠しの機能を持たせながら風通しもあるシンプルな構成の塀です。しかも、少しレトロ感もありつつ、土台まわりや笠木の意匠次第で、和にも洋にも合わせやすいので、シーンデザインでは好んでこの大和塀を採用することが多いです。
住宅団地において、ましてや平屋となると、外部意匠の構成要素として塀のデザインがとても大事になってきます。萩の築地塀や京都八坂の石塀など、塀が景観を特徴づける大きな要素となっている場所は少なくありません。
今回の敷地周辺はブロック塀のお宅が多い中の大和塀でしたが、それでも違和感なくなじむところが大和塀のいいところ。比較的容易に景観を整えることができる大和塀はおすすめです。