2019/04/23
謡納め
農閑期が稽古の謡の会は、春になって農家が忙しくなってくると長いお休みに入ります。
先日はそのお休みの前に、今年度の謡納めの会がありました。
納会は、そのシーズンで稽古した曲を、役者を決めて披露します。
役者決めはあみだくじだったのですが、難しい曲なのにシテ役(主役)を引いてしまって、私の様に稽古も休みがちな出来の悪い生徒にとっては、先生や先輩を前にして冷や汗ものでした。
写真は、音程がブレブレでしたが、なんとか乗り切った後の懇親会の様子。
「若い女役だからもう少し高い声で入らなきゃ」とか、「もう少し自信をもって声を出さなきゃ」とか、「上げ下げは、曲がりなりにもできていた」という言葉がちょっとうれしい。
自分のような若輩者にも、真剣に聞いて真剣にアドバイスをして下さる方が傍にいるという安心感。大事にしたい場です。