2022/03/22
異常事態
最近、建設界隈も危機的な状況を伝えるニュースばかりで気が滅入る。
記事は、鋼材の価格高騰についてだが、影響は多岐にわたる。
例えば輸入材に頼っていた合板に代わって、国産材を使った木質ボードを量産するために計画されていた国内の大規模工場が、鋼材の急激な価格上昇に伴い建設延期となっていると同記事は伝えている。
つまり、鉄骨の工場(生産施設)が建てられないので、板材の供給能力の底上げもできず、合板類不足も解消することが難しいということ。
また、面積ベースで世界の約2割の森林を有するロシアの影響も出てくると言われていて、ほんとうに、建築を取り巻く状況に明るいニュースが見当たらない。
大きな社会情勢の変化に、地方の小さな設計事務所はどんな対策を考えたらよいのだろう。