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2022/06/22

日本人の空間把握

今日の現場。
川中島にある空き家を実測してきました。
再建築不可な敷地なので、リノベによる活用方法を探ります。
ところどころ多少の傷みはあるものの、荷物は片付けられているし、寸法もシンプルで間取りも分かりやすい物件でしたので、とてもスムーズに実測調査できました。
昔の日本家屋は、ある程度の部分的な寸法を確認すれば、推測して全体の図面が描ける寸法体系を持っているので、とても分かりやすい。
関東間と関西間の違いはあれど、日本全国ほぼ同じ寸法で、6畳とか8畳と言えば、だれでも空間のボリュームが想像できる民族ってすごいと思う。
でも、最近の住宅には畳の部屋がほとんど無くなってきているので、日本人のこうした空間把握能力も失われていくのだろうか。ちょっと寂しい気もします。

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