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2022/07/18

住民説明

本日、住んでいる地区の街路樹伐採について、長野市の公園緑地課から住民に向けて説明会がありました。
説明は、現状では交通安全上支障がある事、いかに老木化が進んでいて危険かという事、現在の狭い植桝では新たな高木を植えられない事、伐採後は切株が残るが数年様子を見てもらいたい・・・との内容でした。

老木化した既存街路樹の伐採に反対ではないし、説明は一見もっともなのですが何か引っかかるものがあります。

おそらく伐採された切株は痛々しく何年も残り、予算が付かなければ、殺風景な通りとなった状態が長期間続くのだろうなと予想できます。
数年間、様子を見てくださいと言っている担当課の課長さんは、数年後には課を移動していることでしょう。

50数年前、この団地を新たにつくる時には、緑豊かな団地になって欲しいいと植えられた街路樹だったと聞いています。
しかし、「古くなったから、管理が大変だから、バス会社からクレームが受けたから伐採します、今後の予定はありません・・・」という説明の中には、どんな住環境していくべきかという理念や思想が見えません。

そこには、特定の団体や住民からの陳情や要望を受けて行政がそれに近視眼的に対処するという図式しかないように感じます。

 ここは長野市で一番古い団地だということですので、今後同じ様な問題が他の地域でも出てくると思います。
老朽化、空き家、高齢化等々、問題だらけの郊外の住宅団地。
住民と行政は、お願いする側される側という関係を超え、それぞれの役割の中で、共に未来に向けた“希望”を創り出す協働のあり方を模索することはできないだろうか。

この地区がモデルケースとして、そんな枠組みやしくみを考えるキッカケになればいいなと思います。

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