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2019/02/23

縁側とウッドデッキと濡れ縁

今日の現場。

リノベ工事中の三輪の家。
この家の最大の特徴は、何と言っても広い縁側があること。

これだけ大きく広く張り出した縁側がある家は、そうそうありません。

ちなみに、縁側とウッドデッキと濡れ縁。
この似て非なるものの中で、建物との一体感、庭との連続性が感じられるのは、断然、縁側。
縁側が、ウッドデッキや濡れ縁と違うところは、建物や土地に対して“後付け”ではないところです。
建物計画初期の段階で、“縁側をつくりたい”という強い意志が介在しなければ実現しなかっただろうからで、この建物の最初の住人の建物や庭に対する思いを垣間見ることができる空間でもあります。

計画では、その縁側の魅力を最大限引き出せるように、リビングと縁側との間には、一間半の大きな開口部を設けました。
開けると建具は戸袋に引き込まれ、完全フルオープンにできます。
縁側に座り庭を眺めて過ごす時間は、なんとも贅沢でうらやましい限りです。

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