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2019/04/09

韮崎視察02

今回の韮崎視察の目的は、この「アメリカヤ」と呼ばれるビルが再生リニューアルオープン1周年ということで、その周年イベントに参加することでした。
実は、ちょうど一週間前に、このビルの再生を手掛けたIROHA CRAFT代表の千葉健司さんが奥様と一緒にシーンデザインを訪ねてきてくださり、そこでアメリカヤの事を教えていただいたのがキッカケでした。聞けば、既に長野市門前には3度も訪問してくださっているとのこと。ということで、たまたま一周年イベントが近日あることを知って、今度は我々が韮崎を訪ねた次第です。
韮崎は人口3万人程のまち。かつては賑わっていたであろう通りは、シャッターを下ろしたままの店舗が並び、現在は駅を挟んだ反対側の通りに大きなショッピングモールができていました。古い商店街の衰退は、そんなまちの構造の変化が原因のひとつなのでしょう。しかし、アメリカヤはその中でも、ひときわ目立って、たくさんの人が集まっていました。

アメリカヤは築50年の鉄筋コンクリート造5階建てのビル。アメリカヤという名前も当時のままで、看板や外観に大きな変更を加えず引き継ぐ手法が、まちに対する作法として共感できます。建物自体の力も確かにありますが、残す所と変える所のバランスが秀逸で、千葉さんのセンスの良さがうかがえました。つづく。

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