2019/06/30
弁柄の壁
先日の金沢視察の際に、有限会社E.N.Nの小津さんに案内していただいた、主計町(かずえまち)にある、町屋レストランの2階席。
金沢町屋の特徴である朱色の弁柄塗りの壁が印象的なお部屋でした。
小津さん曰く、曇りの日が多く、気がめいってしまいがちな金沢は、家の中は少しでも明るくしようと派手な色で壁を塗る文化ができたとのこと。
環境に合わせるというよりは、その環境下で如何にストレスを軽減し、暮らしていけるかとう知恵だと知りました。似たような話で、北欧の冬季鬱がありますが、金沢の場合は、空間や文化として暮らしの中にちゃんと落とし込まれ、伝統となっていることが素晴らしいなと思いました。