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2021/05/07

まちなかの森

事務所の隣の松葉屋家具店さんの、私設公園が、いよいよ森のようになってきました。
ここは、松葉屋家具店さんが土地を購入して100年の森を育てると言って始めた公園です。
最初に10数本の樹木を植栽しただけで、基本的に下草は鳥が運んでくる種子により広がったものです。

中心市街地の真っただ中にあって、この鬱蒼とした雰囲気は最近では珍しい。
思えば、20年以上前は、こんな雰囲気の場所はまちなかに結構あったと記憶している。
現在のパティオ大門の周辺や藤屋ご本陣の裏も朽ちかけた土蔵と共に、鬱蒼とした林に囲まれていた。
異世界に入り込んでしまったかのようで、そんな場所はとても強く記憶に残っている。

制度や秩序の観点から良い場所か悪い場所か、とか、お金を生むか生まないか、なんてことは置いといて、とにかく整然とした表の街並みの一歩奥に足を踏み入れて見つけた異世界を体験できるかできないかで、その人のまちに対する関係の仕方が変わるのではないかとも思う。
ここも、もっともっと不思議な場所になって欲しい。

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