コロナ対策

中華料理店の聚賢楼さんからの相談で、久々にお店に伺ってきました。
相談内容は、客席を全部個室にしたいという内容。
コロナ禍でお客が激減し、このままではいけない、何とかしなければというオーナーの気持ちはよくわかる。
でも、個室にするための空調や換気設備、照明や誘導灯などの避難設備、建築的には排煙だとか自動火災報知設備の警戒範囲だとか、単なる壁をつくればいいというわけではなく、関連する様々な事をクリアするには、工事費もばかにならない。何より数週間は営業を止めなければ工事ができない。
丁寧にその辺をご説明して、とりあえず、飛沫感染防止という観点なら、家具パーテーションで対応したらどうですかと提案してきました。
飲食店オーナーの“焦り”みたいな気持ちが感じられて、いたたまれないが、いまここで大きなお金を使う事も得策だとは思えない。
難しい判断ですけど、オーナーには冷静になってコロナ禍を乗り切ってもらいたいし、国や地方公共団体は、もっと手厚い助成金を実現してくれたらなと思います。