2021/06/28
タケイ防水
今日の現場。
約17年前に設計したコンクリート打ち放し住宅の改装工事現場説明会を行いました。
設計当時、コンクリート打ち放しをご希望された施主に対し提案したのは、即物的な表現を目指し、使う素材そのものが仕上げとなるような材料の選択による構成でした。
そんなコンセプトのもと、コンクリートとガラスと鉄といった素材に長い耐久性を持たせるために採用したのが、鉄部の亜鉛メッキリン酸処理と、コンクリート部のタケイ防水でした。
今日あらためて、防水や鉄部を見ても、ほとんど劣化の様子は見られない。
納まりとしてもシンプルなのも安心感があります。
この現場以降、実はタケイ防水を採用することは無かったのですが、もう少し方法の一つとして検討してみてもよいなと思いました。